武陽月報 August 2018 武陽月報Vol.246 August 2018
平成30年8月5日発行

武陽食品株式会社
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武陽月報は、大豆と共に情報をお届けするニュースレターです。

豆腐の常温販売が可能に 「無菌充填」で 厚労省
厚生労働省は、7月13日に豆腐の常温販売が可能になったと告示した(食品、添加物等の規格基準の一部を改正する件について。豆腐の規格基準の一部改正)。豆腐は冷蔵販売が義務付けられているが、無菌状態で製造する「無菌充填(じゅうてん)豆腐」に限り、認める。既に常温流通が可能な技術が確立されており、今後、国内のインターネット通販や海外への売り込み強化が期待されている。常温販売が可能となる無菌充填豆腐は、原料や製造の過程で細菌を混入させない上、保存料や添加剤を使わずに日持ち性を高めている。豆腐は傷みやすいため、これまで販売先はスーパーを中心とした冷蔵販売に限定されていた。しかし購買力を強めるスーパーなどでは、日持ちしないことを理由に、不当に安売りする実態があった。常温販売が解禁され、売り先がインターネット販売など多様化する。こうした問題の改善や、原料の国産大豆を生産する農家の所得増が期待できる。さらに、豆腐の新規需要として災害非常食への利用や、海外向けへの販売拡大が見込まれる。既に国内では、さとの雪食品と森永乳業の2社が無菌充填豆腐を海外に販売している。しかし国内販売が認められていなかったため、取り組む業者が限られていた。海外では和食人気の高まりで、日本食レストランが急増している。全国豆腐連合会は「今回の告示で国内メーカーが参入する可能性は大きい。海外市場の取り込みに向け、輸出に乗り出すメーカーも増える」と指摘する。豆腐を巡っては、食中毒を防ぐため、移動販売などを除いて冷蔵販売することが1974年に義務付けられた。だが、常温でも安全に販売できる技術が開発されたとして、業界から改正を求める声が上がっていた。同省は豆腐の製造・販売ルールの見直し議論を進めてきた。食品衛生法に基づく「食品、添加物等の規格基準」を改正。同時に常温販売を解禁した。無菌的に充填した「無菌充填豆腐」は常温保存品として1986年(昭和61年)からヨーロッパなど諸外国に輸出されており、これまでに食中毒の報告もないという。また、災害時の緊急物資にもなり、非常時の重要なタンパク源にもなると述べている。ただ、消費期限の表示方法が決まるのは8月中旬の予定で、実際に店頭に並ぶのは秋以降になる見通し。

ベッキーさんが納豆クイーンに 「納豆の素晴らしさ伝えたい」/全国納豆協同組合連合会
全国納豆協同組合連合会は9日、「納豆の日」(7月10日)に合わせ、18年度納豆クイーン表彰式を都内で開催した。納豆クイーンに、タレントのベッキーさんを選出した。冒頭あいさつした、野呂剛弘会長は「納豆は近年、1世帯当たりの消費金額が3年連続で伸長するなど、堅調な業界だが、価格競争の激化などで組合員数が減ってしまった。そして今春、大手納豆メーカーが四半世紀ぶりの値上げを実施し、一息ついている状況にある。納豆は地方にメーカーがあり、地元の方々に強く支持されている。納豆の適切な価格、価値を消費者に訴求していきたい」と述べた。ベッキーさんは、受賞の喜びについて、「納豆クイーンに選ばれて本当に嬉しい。数年前に、友人が納豆クイーンを受賞し、私も納豆が好きなのでいつか私も選ばれたらいいなと思っていた。受賞を伝えられた時は『きたー!』と思った」と語った。今後については「納豆の素晴らしさを発信していきたい」と意気込んだ。また、「今も、納豆に卵黄とめんつゆを加えて、ご飯にかけて食べてきた。普段は、わら朝納豆を買ったり、「ばくだん納豆」を作ったりする。泡立ちを重視するなら、お酢を、いつもと少し違う味にしたい時は胡麻油を入れる」と、自身の納豆好きをアピールした。さらに、ベッキーさんのオリジナルレシピ「和風納豆パスタ」も紹介した。納豆連の相沢勝也PR委員長は、ベッキーさんを選出した理由について、「マルチな活動でお茶の間に笑顔を届けてくれる、ベッキーさんに納豆の普及を行っていって欲しい」とした。因みに「ばくだん納豆」とはその名の由来通り、「かやく=具材」を彩りよく刻んで混ぜるだけ。材料に厳格な決まりはないが好みの具材、もしくは冷蔵庫の残り物や材料に応じて組み合わせればOK!納豆、鮪などのお刺身、たくあんなどの漬け物を中心にするのが一般的。暑くて食欲がない時に、特に納豆、山芋、オクラなどネバネバしたものばかりを混ぜ合わせて食べると食が進み栄養満点の一品となる。

第8回国産大豆入札結果
7月18日に第8回目の国産大豆の入札が行われた。上場されたのは普通大豆3,843トン、特定加工用大豆が701トンの合計4,544トン。落札されたのは普通大豆が2,131トン、落札率55%、特定加工用大豆は57トン、落札率8%だった。落札平均価格は普通大豆が8,116円/60kg、特定加工用大豆が7,474円/60kgだった。落札価格は普通大豆で11円/60kg値上がり、特定加工用大豆は206円/60kgの値下がりとなった。今年の入札はこの回で終了となった。

30年産大豆生産計画、集荷量1%増の20.1万tを見込む/JA全農・全集連
北海道・東日本中心に作付減少予測、九州では作付1%減の見通し。JA全農と全集連(全国主食集荷協同組合連合会)はこのほど、平成30年産大豆の生産計画と集荷見込み数量をまとめ、農水省に報告した。それによれば、JA全農と全集連を合わせた30年産大豆の作付面積は前年比3%減の12万1,144ha と減少予想となっており、これに平年単収を当てはめた集荷予定数量は1%増の20万1,448tと増加見込みとなっている。作付面積は西日本、九州では概ね前年並みとなっているが、北海道で5%減、東北も宮城を始め前年を下回る見通しとなっているほか、関東、北陸、東海でも一部を除いて前年並みか、前年を下回る予想となっている。集荷見込み数量は、北海道では作付減少と比例する形で5%減を見込んでいるが、それ以外は、前年産で天候不順や台風・集中豪雨の影響を受けた産地を中心に増加する見込みとなっている。品種別に見てみると「とよまさり」が53,280トンと前年比94%の集荷見込、「フクユタカ」が49,480トン前年比108%増の集荷見込、増えてきている「里のほほえみ」は17,370トンの集荷見込、前年比131%に大幅に増えている。逆に「エンレイ」は9,940トンと前年比75%の集荷見込で大幅に減少している。29年産で人気が高かった「ミヤギシロメ」は6,070トンと前年より110%増える見込み。

18/19年度米国大豆需給予測、期末在庫5億8,000万busに上方修正
米農務省が12日発表した、18/19年度の米国大豆需給予測によれば、作付面積・単収・生産量は6月の同省発表に即して修正された結果、生産高は43億1,000万busに前回から増加した一方で、期初在庫は下方修正された結果、総供給量は前回比0.2%減の48億busに下方修正された。一方で総需要量は、搾油量は前回から増加しているが、輸出が大きく減少した結果、4.6%減の42億2,000万busと下方修正となっている。これにより期末在庫は5億8,000万bus(在庫率13.7%)と大幅に上方修正となった。また、同時に発表された世界大豆生産高予測は前回比1.2%増の3億5,949万トンに上方修正された。

★★【世界の大豆生産高予想】単位 百万トン

 
生産年度 18/19 17/18
発表月日 7/12 6/12 7/12
米国 117.30 116.48 119.52
ブラジル 120.50 118.00 119.10
アルゼンチン 57.00 56.00 37.00
パラグアイ 9.80 9.80 10.00
ボリビア 2.70 2.70 2.60
中国 14.50 14.10 14.20
インド 10.80 10.80 9.35
カナダ 7.30 7.80 8.00
ロシア 3.90 3.90 3.62
ウクライナ 4.20 4.20 3.89
EU-27 2.75 2.75 2.67
合計355.49 355.24 336.70

★★【米国大豆需給予想】単位 百万ブッシェル

                       
生産年度 18/19 17/18
発表月日 7/12 6/12 7/12
作付面積(百万A)89.6 89.0 90.1
収穫面積88.9 88.2 89.5
1A当たり収量48.5 48.5 49.1
期首在庫465 505 302
生産量4,310 4,280 4,392
合計+輸入量4,800 4,810 4,715
  搾油2,045 2,000 2,030
  種子135 135 136
  輸出2,040 2,290 2,065
合計4,220 4,425 4,251
  期末在庫580 385 465
  在庫率13.7 9.7 10.9




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