H16/10/27

大豆セミナー イン 宮城

平成16年10月27日宮城県仙台市「まほろばホール」にて大豆セミナーが開かれた。
昨秋から今春にかけて大豆は内外を問わず高騰を続け国産大豆は一時の3倍の価格まで跳ね上がった。今年の大豆はまだ収穫が済んでいないものの豊作が伝えられている。新穀大豆の状況がどう動くか品質はどうなのか、当日は100名を越す参加者が集まり最後まで熱心に聞いていた。講師は米国大豆関係を太洋物産(株)広瀬氏が中国大豆関係を同じく太洋物産(株)大隅氏が務めた。両氏とも直前まで産地を視察して帰国したばかりとのことで、最新の状況を聞くことができた。国産大豆はJA全農から松田氏が講師を務め国産の状況を細かく講演した。また、今回 ご後援して頂いた宮城県、JA全農みやぎ、宮城県豆腐商工組合、宮城県納豆事業協同組合、宮城県味噌醤油工業協同組合の方々に厚く御礼申し上げます。

《米国産大豆状況》
10月12日のアメリカ農務省の発表を見ると8,450万トンの生産予想が出ている。この数字は前年6,678トンを大きく超え、在庫率も4.43%から14.36%と大幅に改善されている。これだけ見るとシカゴ穀物取引所の相場通り安くなってきても当たり前だ。しかし、豊作なのはGMO。NGMO特に食品用として分別管理され日本国内に輸入される量は意外と増えていない。逆に、海上運賃やプレミアムの高騰でシカゴ又は東京定期ほどに実勢価格は思ったほど下がらないのではないか。品質は畑採った大豆を分析にかけたところ成分は去年並みだが、粒は去年より大きい。





《中国産大豆状況》
 今年の品質は去年に比べると良好になっている。旱魃のところや逆に低温の地域で生育が遅れたところがあるにせよ、概ね良好で見た目もきれいに収穫されている。水分も昨年のように過剰でなく適正となっている。但し、石豆の混入が多いようだ。一部の畑やロットを見てすべての大豆を判断できないが、1〜2%、場所によりもっと多いところもあった。価格動向については、現在農家が積極的に売ってきてはいないことと中国の国内搾油メーカーも中国大豆価格が高い為、海外産の大豆を搾っていることから高止まりが続いている。軟調気配に転ずるのは年明けからと思われる。





《国産大豆状況》
最近の国内での需要統計を発表した。特に変化があった需要は豆乳市場で再び豆乳ブームがおきてきている。大豆の需要も12年度の7千トンから15年度は1万9千トンと大幅に伸びてきている。このブームはまだまだ続きそうだ。大豆の生産については16年度の作付面積は前年より10%減の1万5千100haとなった。集荷見込みは8月末時点で17万5千トンを見込んでいるが、台風による被害が思ったより多くこの数字が下回る可能性が大きいと思われる。正式な数字は今月末発表になる予定。


当日は2004年産の新穀大豆や全国各地から集められたこだわり豆腐、味噌、納豆も展示され参加者の注目を引いた。