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平成22年産(2010年度)大豆生育状況 10月
中国黒龍江省 中国黒龍江省 中国黒龍江省(一般大豆)
黒龍江省での収量は概ね良好となっているが、生育段階が天候不順の為、虫害や未熟粒も発生している。発芽率も良いとは言えない。モヤシメーカーでは発芽率の基準を下げる必要があると思われる。また、持ち込まれる大豆の水分も少なく乾燥しているので選別時に割れ豆が例年より多く発生し選別歩留まりが低下する懸念がある。
(撮影11月2日)

カナダケベック州 カナダケベック州 カナダケベック州(白目大豆)
収穫時期に降雨に見舞われ収穫予想通りには作業が進まなかったが、その後好天に恵まれ大幅に収穫作業が進んだ。これまでに収穫された大豆の品質は大変良好とのこと。水分値は14%未満であり、収穫量も期待出来る。10月末には出荷可能との連絡。11月下旬には2010年産のカナダ大豆が出回りそうだ。届いたサンプルの外観は例年通り。
(撮影11月2日)

福島県 福島県 福島県(すずゆたかタチナガハ)
Aいわき市 三和合戸地区  落葉もしきりとなり実が乾燥するのを待つだけとなった。畑の全容が見えてきたが草丈は今夏の猛暑の影響が出ているようで草丈は例年に比べ低く、全体的に小振り。取り出した莢の中の粒も小さかった。JAあいづ  湊地区はスズユタカが作付けされた。JAの担当者によると、ここの産地は今夏の猛暑で極端に草丈が低くこれからの収穫作業でコンバインの刈取りに支障が出るのではないか。播種が遅れたことも一因があるが面積の3割前後が収穫出来無いのではないかと懸念している。神指・烏帽子地区も落葉途中の箇所が見えるが畑全体は悪くはない。ただ草丈は全体的に例年より小振り。

宮城県登米米山地区 宮城県登米米山地区 宮城県登米米山地区(あやこがね)
登米地区としては開花期に天候も良く順調であったが、生育期の降雨不足と言うことで鞘つきは良いが全体的に粒が小さいようで収量的には例年とさほど違いが無いと言う生産組合員の話である。まだ茎が青い物や葉がおちきっていない物も見られる。今月20日過ぎ 辺りから刈り取りに成るだろうと言う事である。
(撮影11月4日)

総評
農水省によると22年産国産大豆の集荷予定数量は、前年比5%増の18万8,102tとの事。作付面積は前年比5%減少し、さらに夏場の猛暑・少雨の影響で小粒傾向が散見されるものの、単収は概ね平年並みとなる見通しから、前年産を上回る、一定の集荷量が見込まれるもようだ。中国産大豆も概ね良好だが発芽率そのものは例年並みだが,芽が大きなってこない。夏場、虫害が多く発生したことから来年の夏場は虫が例年よりも多く発生する可能性があるので大豆の保管には気を付けたい。カナダは作柄もよく見た目もよい。分析はこれからだがよい結果が得られるだろう。米国については産地によりばらつきがある。例えば一般的な黒目大豆93B82は蛋白含有量を見てみると州により差ができている。多い州では44.4%、少ない州では41.2%と大きな差が生じている。