2004年6月  7月  8月  9月  10月 2012 / 2011 / 2010 / 2009 / 2008 / 2007 / 2006 / 2005 / 2003


平成16年産(2004年度)大豆生育状況 10月

米国オハイオ州(LOL)
アイオワ州の収穫は91%、ここ数年間の平均は83%、インディアナ州は82%、ここ数年間の平均は67%、収穫の進展は通常のペースよりかなり早く、イリノイ州は78%、ミシガン州は52%、オハイオ州は70%となっている。オハイオ州コロンバス周辺の畑からのサンプリングでは粗蛋白が41.5%(無水)と前年並みだが、粒形は大きくなっている。
(10月13日撮影)


米国ミネソタ州(KATO、IA)
州北部は全米の平均生育状況に比べかなり遅れてきている。特に再播種をした地域では、より一層天候に関する問題が残る。今後の天候次第では10月12日U.S.D.A.が発表した収量を下回る可能性も出てきた。当社契約栽培地は州南部に広がっているので、北部と違い良好。特に去年旱魃により収量減となったが今年はその問題もなく順調に収穫が始まってきている。
(10月8日撮影)


中国黒龍江省(一般大豆)
一部旱魃や低温などのより生育の遅れがあった地域もあったが概ね順調に成育完熟し収穫が始まってきている。昨年は収穫期に雨に降られ大豆の汚れや水分過剰になってしまった。今年は好天に恵まれ汚粒の発生も少なく、水分も適正な状態になっている。但し、石豆の混入が見受けられるのが気になるところ。
(10月2日撮影)


福島県伊達みらい
早生種のスズユタカは10月始めには完熟となり収穫を待つばかり。フクイブキも全体に黄色味が増し、完熟を待つばかりとなっている。今年は幸い台風による被害も少なく、例年通りの収穫が見込まれるが、雨の日が多いため今後の収穫の時期に、気を使わなくてはならない。
(10月8日撮影)

宮城県登米地区
タチナガハのサヤつきは平年並だが全体的に粒が小さく実が入っていない物もあり収量は良くない。ミヤギシロメは、夏場天気が良く丈が伸びすぎた為、台風の影響を受け倒れているものが多く見られる。刈り取り時の汚粒や、まだ完熟していない物もあり品質(粒形、皮切れ)が心配。一部の地域では、カビの発生やウィルスの発生があるようで品質低下の懸念は否めない。
(10月30日撮影)

総括
米国、中国とも品質が良好で豊作となっている。(中国でも吉林省の緑豆は旱魃の為、大幅な減収 が予想される。)心配されたミネソタ州も北部、北西部を除き去年よりも良好となっている。懸念され るのは国産大豆だ。10月29日に16年産大豆の生産高予想が発表される予定だったが、台風22 号、23号の影響が予想より大きく再調査の必要があるとして発表されなかった。8月の時点での予 想は17万5千トンとしていたがこれを下回るのは間違いがないようだ。記録的な長雨により豊作と されていた関東など太平洋側でも日毎に状況が悪化してきている。このままでは大粒など上位等級の 収量はもちろん国産大豆収量そのものも懸念される。