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平成15年産(2003年度)大豆生育状況 10月
米国オハイオ州(LOL)
天候により小粒化が心配されたが昨年よりも粒が大きく蛋白も例年年と変わりなく品質に心配はない模様。インディアナ州も同様。イリノイ州は小粒との報告を受けている。
10月3日撮影

カナダケベック州(チータ)
収穫の天候も好天に恵まれ近年にない品質。但し、最近まで良好と伝えられていたオンタリオ州は収穫期の天候により良好な品質とは言えなくなった。
10月25日撮影(全て収穫済み)

米国ミネソタ州(VINTON81)
例年よりも粒が小さいようだ。蛋白は充分にあることから粒形の問題を除けば特に問題はない模様。KATOは粒形についても問題はない。すぐ南のアイオワ州はさらに小粒のようだ。
(写真右はKATO)
10月25日撮影

  米国ヴァージニア州(MFS)
台風イザベルの影響で倒伏がみられる。特にノースキャロライナが被害が大きい模様。その後、品質はまずまずとの報告を受けている。刈り取りは11月からなのでその時に正確に判明。
10月1日撮影

中国山東省(青仁青豆 紅大豆)
先月まで平年並みかと思われていたが10月にはいり天候8月の天候不順の影響が出始まった。青仁青豆は20%減、紅大豆は作付け面積減少もあり70%減の見込み。黒龍江省の一般大豆も同様の様子。
9月30日撮影

宮城県(登米地区)
全体に2粒が多い。あやこがね、タチナガハの乾燥は刈り取り出来る状態であるがミヤギシロメについてはもう少し乾燥させた方が良いようである。粒形には平年より小さいようである。前年比10%減予想。
10月31日撮影

福島県(JA伊達みらい)
葉は黄化が進み一部では落葉が始まった。低温多湿・寡日照の状況下で生育し、例年比10日〜2週間の遅れとなり大豆の収穫も順次遅れそう。圃場によって品質のバラツキが予想される。
10月25日撮影

総括
収穫が進むにつれて収量の減少が伝えられるになってきた。これは米国、カナダ、中国、そして日本と国内で消費される大豆全てに言えるようだ。米国内では収量減は確実なものとなっているが、品質においては各地域、各品種によりバラツキがでてきている。
当社扱いの米国産大豆は去年より粒も大きく蛋白含有量も多いようだ。また、当社契約栽培地があるカナダケベック州は近年にないできとなっており見た目も去年より大きい。
中国は生育期の天候不順により減収を余儀なくされている。収穫された大豆も水分が多く汚粒も多い。全体的に粒も小さく大粒の入手は困難になるものと思われる。
国産大豆は関西、九州の大幅減や東北太平洋側や北海道の生育不足により減収、品質低下はやはり避けられない。今年は16万トンの集荷の予想としている(前年は約18万トン)。