武陽月報 DEC 2017 武陽月報Vol.238 DEC 2017
平成29年12月2日発行

武陽食品株式会社
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武陽月報は、大豆と共に情報をお届けするニュースレターです。

29年産国産大豆入札予定日
大豆の収穫後入札取引は、11月からの実施が通例となっているが、平成29年産に関しては、前年産の需給状況、当年産の収穫・集荷状況等を総合的に勘案し、前年産と同様、12月20日から開始する予定。尚、落札価格は播種前入札価格が基準となる為、価格は28年産とほぼ同程度と考えられる。

今年も「新豆使用ラベル」製作します
昨年、正月用に作成した「新豆使用」ラベルが好評だったため、今年も昨年に引き続き作成します。是非、納豆や豆腐の販売にご活用願います。ご必要な方は担当の営業にご相談下さい。また、入港する新穀は品種及び数量が限られていますので、この件に付きましてもご使用の際には担当営業とご相談願います。  

17年米国大豆品質展望会議、11月16日・17日に開催-USSEC
アメリカ大豆バイヤーズ・アウトルック・コンファレンスが11月16日、17日、東京都港区にある東京アメリカンクラブで開催された。主な議題は2017年度産アメリカ大豆の品質、生産状況、世界の大豆需給、大豆関連情報等の講演だった。それによると17年産米国大豆の品質は、水分13%ベースで平均たん白分は前年比0.5ポイント減の34.0%、平均油分は0.2ポイント減の19.1%と報告した。主に東部コーンベルトでの降雨不足がたん白分の減少に影響した。
〈蛋白分減少は8月の降雨不足が影響、北部・西部は高い傾向も-ネイブ准教授〉
会議では17年産米国大豆の品質について、ミネソタ大学のセス・ネイブ准教授が報告した。その中で17年産大豆の生育シーズンについて、4〜6月の降水量は、中西部は適度な降水量で、作付けに適した条件だったとした。気温は全体的に平均より高めだった。作付け後の西部では降水量が少なく、東部、南東部ではやや過剰雨量となり、気温はほぼ例年並みで推移した。生育期半ばから後半の7〜8月は西部コーンベルトでは降雨に恵まれたとした。中部では収穫期まで乾燥天候が続き、東部コーンベルトでも降水量が少なかったとした。気温は全体では平年並みだが、中部で記録的な冷涼となり、収穫量、品質に影響を与えたとした。また北部では雹に見舞われ大きな影響を受けた地域もあったとした。9月には温暖な気候となったが、一部州では冷夏だったとした上で、「生産環境にばらつきがあり、州内でも気象条件が異なる。ただ広範囲で生産されているので、生産高は安定している」と補足した。17年のたん白質と油分の含有量は、11月4日まで集めた約1,600サンプルを分析した結果、たん白分は前年比0.5ポイント減の34.0%、平均油分は0.2ポイント減の19.1%で、たん白分は低下し、油分は前年並みとした。ネイブ准教授はこの結果について、「アイオワ中部、イリノイ、インディアナ、オハイオではたん白分が低くなっている。北部や西部では地域によりたん白分が高くなっている。油分は平均で上がっており、特に中部コーンベルト、南部コーンベルトでは高くなっている」とし、8月に降雨量に恵まれた地域ではたん白分が高く、乾燥した地域ではたん白が低くなったとした。大豆が土壌中の窒素を必要とするため、乾燥すると窒素量が減るためたん白分に影響したとした。地域別平均値は△西コーンベルト=たん白分34.0%、油分19.1%△東コーンベルト=たん白分33.9%、油分19.1%△中南部=たん白分34.4%、油分19.5%△南東部=たん白分33.9% 、油分20.3%△東海岸=たん白分34.6%、油分19.1%――となっている。また、食品大豆については、サンプル数が約140と少ないことを前提とした上で、たん白分は西部コーンベルトで35.5%〜37.1%、東部コーンベルトで35.5%〜38.1%と、全米平均よりは比較的高い数値が出ている。一方で油分は全米平均を下回る18%台前半のものが多い。ネイブ教授は、数値の差異は品種や産地の状況の違いによるものとした上で、正確な情報は輸出業者に確認してほしいと述べた。

納豆市場が急成長 2016年度 過去最高の2,140億円(日本農業新聞より抜粋)
全国納豆協同組合連合会(納豆連)の推計によると、2016年の納豆の市場規模は2,140億円。前年比16%増で、過去最高の売上だった。2015年は2,000億円を切り、減少の一途をたどったが、ここ数年の回復基調を経て一気に伸ばした。急成長の最大の要因は、国産大豆の納豆販売が増えたことだろうとしている。納豆連の推計では16年の大豆使用量は前年比5%増だが、その内国産は25%増の25,000トンだ。販売数量の伸び以上に、単価の高い国産使用の納豆の増産が成長を強く後押ししたと考えられる。納豆業界の国産志向は強く、使用量は6年連続で増えた。10年前までの割合は1割未満だったが、今では2割近い。「納豆嫌いが多い」とのイメージが強い西日本でも、食卓に上ることが増えているようだ。納豆ブームはテレビなどでも取り上げられる事が多くなり、さらに納豆市場を拡大している。

17/18年度米国大豆需給予測、単収49.5bus・期末在庫4.億2,500万busに下方修正
米農務省が9日発表した、17/18年度の米国大豆需給予測によれば、収穫面積・単収は据え置かれたものの生産量は44億2,500万busに下方修正された。また、総需要は据え置かれたことで、期末在庫は4.億2,500万bus(在庫率9.8%)に下方修正された。また、17/18年度の世界大豆生産高予測は前回比0.3%増の3億4,889万tとなった。米国は前回から減産となったが、ブラジルで増産となっている。

★★【世界の大豆生産高予想】単位 百万トン

 
生産年度 17/18 16/17
発表月日 11/9 10/12 11/9
米国 120.44 120.58 116.92
ブラジル 108.00 107.00 114.10
アルゼンチン 57.00 57.00 57.80
パラグアイ 9.40 9.40 10.67
ボリビア 3.42 3.42 2.11
中国 14.20 14.00 12.90
インド 10.00 10.00 11.50
カナダ 8.20 8.20 6.46
ロシア 3.70 3.90 3.13
ウクライナ 4.00 4.00 4.28
EU-27 2.48 2.48 2.38
合計348.89 347.88 351.25

★★【米国大豆需給予想】単位 百万ブッシェル

                       
生産年度 17/18 16/17
発表月日 11/9 10/12 11/9
作付面積(百万A)90.2 90.2 83.4
収穫面積89.5 89.5 82.7
1A当たり収量49.5 49.9 52.0
期首在庫301 301 197
生産量4,425 4,431 4,296
合計+輸入量4,752 4,757 4,515
  搾油1,940 1,940 1,899
  種子136 136 141
  輸出2,250 2,250 2,174
合計4,326 4,326 4,214
  期末在庫426 430 301
  在庫率9.8 9.9 7.1


新品種「スズマルR」

年々生産量が減少している納豆用大豆「スズマル」の後継品種。名前の由来はこの大豆の特徴がシストセンチュウ抵抗性で「スズマル」に極めて類似していることでから。このため、加工・流通業者および消費者に馴染みのある“スズマル”をそのまま残し、(Resistance)の“R”を併せて品種名とした。交配親の母親は中交1900F1、父親はスズマル(スズマルを反復親とした戻し交配)。旧系統名:中育69号。主な特性は「スズマル」の準同質遺伝子系統で、ダイズシストセンチュウレース1とレース3に抵抗性であり、他の農業特性が「スズマル」に類似している。納豆加工適性は「スズマル」並である。生育特性・開花期、成熟期は「スズマル」並である。収量性は「スズマル」並。・ダイズわい化病抵抗性は、「スズマル」と同等かやや劣る「やや弱」。品質特性・納豆の加工適性は、評価の高い「スズマル」とほぼ同じ。栽培適地:北



カナダ産白目大豆【エメラルド】

今年から販売を開始しました。豆腐・油揚げに最適です。