武陽月報 NOV 2017 武陽月報Vol.237 NOV 2017
平成29年11月4日発行

武陽食品株式会社
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武陽月報は、大豆と共に情報をお届けするニュースレターです。

納豆勉強会 in群馬
10月18日(水)、群馬県高崎市ホワイトイン高崎において納豆鑑評勉強会及びミニ納豆鑑評会が開催された。主催は群馬県納豆組合。協力は群馬鑑評会入賞を本気で目指す有志の会。ミニ納豆鑑評会の後は、参加者全員が来年の群馬県で行われる全国納豆鑑評会に入賞するための議論や納豆製造に関して普段から困っている事等、更なる品質向上のための相談など活発な議論が行われた。翌日は勉強と懇親を深める為、高崎市新町にあるガトーフェスタハラダの工場見学を原田社長の案内で行った。

岩手県盛岡市「とうふまつり」開催される
10月2日(月)、岩手県盛岡市にあるプラザ「おでって広場」にて、豆腐の日に因んで「おとうふまつり」が開催された。このイベントは、県内の豆腐メーカーでつくる岩手県豆腐流通協議会が主催となり、全国の中でも豆腐の消費量が多い盛岡市に更に豆腐を普及させたいということから行われたもの。また、盛岡市南大通にある蓮正寺では「豆腐買地蔵尊」が祀られており、豆腐に感謝する法要が行われた。イベントでは豆腐作り体験や豆腐早食い競争が行われ,特に豆腐作り体験では、にがりと豆乳を合わせて簡単にできる寄せ豆腐の作り方を教わり、「貴重な体験ができた」「作りたてがこんなに美味しいと思わなかった」など、来場者からは喜びの声が聞かれた。また会場では豆腐に関するアンケート調査も実施され、記入された方には各メーカーの自慢の商品がプレゼントされた。今年で3回目の開催となるおとうふまつりは、平日にもかかわらず約350人以上の方が来場し、大いに盛り上がりを見せた。「豆腐買地蔵尊」が祀られている蓮正寺は岩手三十三観音霊場第6番札所にあたり、御本尊は胎蔵界大日如来。今から400年程前、重病の母親に息子が毎日豆腐を買って食べさせたところ、奇跡的に回復したことに感謝して寄進されたことから「豆腐買地蔵尊」と呼ばれている。

みそ量販店アンケート、無添加・減塩が好調に推移
(株)食品産業新聞社発行の「大豆油糧日報」が、秋期みそ特集に合わせて、主要量販チェーン・生協数十社を対象に、17年上半期(1〜6月)のみそ販売動向と、下期(7〜12月)の販売方針などについてアンケート調査を行った。回答は14社から寄せられたが、それによれば、上期の販売概況は、だし入りが不振、無添加・減塩が好調に推移している所が多い。また、だし入りから生みそへのシフトが各店で見られる。即席みそ汁、液みそ、調味みそが伸長しているところも散見される。みそでは、マルコメの「料亭の味」シリーズ、「丸の内タニタ食堂の減塩みそ」が好調をキープしている。ひかり味噌の「円熟無添加」、ハナマルキの「風味一番」などがマルコメに続く。PB商品よりもNB商品の方が健闘しており、低価格商品だけではなく、付加価値の高い高価格帯の商品の販売も伸びているようだ。下期の販促方針では、地域特性に合わせた売り込みに注力するほか、引き続き、無添加・減塩といった付加価値のある商品の販促に注力する傾向が見られる。

米国北米大豆収穫作業終盤へ
10月22日現在米国大豆収穫進捗率は全米平均で70%と昨年74%、過去5か年平均73%に比べて収穫の進捗が進んでいない。作付けの時期が遅かったため収穫も遅れているのだが、今のところ、収穫に大きく影響を与える事態には至っていないようだ。主な州の収穫率は次の通り。( )内は昨年同時期の収穫率。イリノイ州77%(73%)、インディアナ州69%(69%)、アイオワ州61%(75%)、ミシガン州74%(48%)、ミネソタ州83%(94%)、ノースダコタ州89%(93%)、サウスダコタ州81%(87%)、オハイオ州76%(77%)となっている。

17/18年度米国大豆需給予測、単収49.5bus・期末在庫4.3億busに下方修正
米農務省が12日発表した、17/18年度の米国大豆需給予測によれば、前回から収穫面積が拡大した一方で、単収が49.5bus/Aに減少したことで相殺される形となり、生産量は44億3,100万busで据え置かれた。ただ、期首在庫が下方修正されたことで、総供給量は前回比0.9%減の47億5,700万busに下方修正された。これにより期末在庫は、総需要量は据え置かれたため、4億3,000万bus(在庫率9.9%)に下方修正された。また、世界の大豆生産高予測は前回比0.2%減の3億4,788万トンとなった。中国で増産となった一方で、ロシア、ウクライナで減産となっている。

★★【世界の大豆生産高予想】単位 百万トン

 
生産年度 17/18 16/17
発表月日 10/12 9/12 10/12
米国 120.58 120.59 116.92
ブラジル 107.00 107.00 114.10
アルゼンチン 57.00 57.00 57.80
パラグアイ 9.40 9.40 10.67
ボリビア 3.42 3.42 2.11
中国 14.20 14.00 12.90
インド 10.00 10.00 11.50
カナダ 8.20 8.20 6.46
ロシア 3.70 3.90 3.13
ウクライナ 4.00 4.60 4.28
EU-27 2.48 2.48 2.38
合計347.88 348.44 351.25

★★【米国大豆需給予想】単位 百万ブッシェル

                       
生産年度 17/18 16/17
発表月日 10/12 9/12 10/12
作付面積(百万A)89.5 88.7 82.7
収穫面積88.7 88.7 82.7
1A当たり収量49.5 49.9 52.0
期首在庫301 345 197
生産量4,431 4,431 4,296
合計+輸入量4,757 4,801 4,515
  搾油1,940 1,940 1,899
  種子136 136 141
  輸出2,250 2,250 2,174
合計4,326 4,326 4,214
  期末在庫430 475 301
  在庫率9.9 11.0 7.1


◆◆ チョット豆知識 ◆◆

新技術を用いた「遺伝子編集」(ゲノム編集)とは
「遺伝子組み換え技術」は現在、米国を始め各国で盛んに使われているが、最近また新しい技術が開発されている。その技術とは、従来の遺伝子組み換え作物とは違う。「遺伝子編集」、そしてそれによって作られた作物が「遺伝子編集(並び替え)作物」または「ゲノム編集(並び替え)作物」だ。そもそも「遺伝子組み換え技術」「遺伝子組み換え作物」は、元の個体にはなかった遺伝子を外部から導入することで新しい形質を持たせる技術。それにより害虫や雑草の被害を防げる。しかしながら、遺伝子組換えは、そもそも狙ったところに遺伝子を正確に組み込むことが難しく、さらに組換えを行ったことで、もともとの機能(残しておきたかった機能)が損なわれてしまい、また目指した形にするには何度も組換えを行うことが必要で、長い時間がかかる。一方、ゲノム編集は、外部から遺伝子を導入せず、狙った遺伝子の特定部位で変異を起こすことで新しい形質(性質)を持たせる技術。ただ遺伝子組換えは、何千、何万回とトライしてようやく特定の場所に外部からの遺伝子を組み込むことができるという、かなり「偶然」に頼った技術であり、相当の時間を要するが、ゲノム編集は「偶然」ではなく、ピンポイントに特定の場所を「狙い通り」に操作できる極めて精度の高い技術と言える。一方ゲノム編集は、自然界ではあり得ない頻度で、かつ同時にたくさんの遺伝子に変異を起こすことが可能。こうして変異したもののうち、狙った形(特性)のもののみを選抜することで、短期間で作製することができる。遺伝子組み換えよりも「正確」かつ「短期間で作製可能」という点がメリットと言える。ゲノム編集のメリットをまとめると、@簡単(遺伝子工学を学んだ科学者なら誰でもできる)A短期間で結果につながるB全生物に応用が可能。生物本来の持っている遺伝子を並び替えるだけなので遺伝子組み換えによるものと違い通常の作物だと説明している。時間が経っても茶色く変色しないマッシュルームなどが開発されている。現在、アメリカ農務省は規制しない方針でいる。



カナダ産白目大豆【エメラルド】

今年から販売を開始しました。豆腐・油揚げに最適です。