武陽月報 SEP 2017 武陽月報Vol.235 SEP 2017
平成29年9月4日発行

武陽食品株式会社
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武陽月報は、大豆と共に情報をお届けするニュースレターです。

第1回 全国高等学校 納豆甲子園優勝校決まる
8月8日(火)服部栄養専門学校(東京都渋谷区)において「全国高等学校納豆 甲子園」が開催され全国6ブロックからのブロック優勝校がこの日全国優勝を争った。選考基準は  @納豆の魅力を引き出す工夫がなされているか A地元の食材の魅力を活かしているかB作品への思い・チームのPR C作品の仕上がりの美しさ・レシピから想定され味の良さ。優勝高校には「アメリカカリフォルニア旅行」がプレゼントされた。エントリー77校の頂点に立ったのは! 結果は次の通り。優勝 東京都立調布北高校 準優勝鹿児島県神村学園高等部3位岡山県立津山高等学校という結果だった。 尚、けつ決勝戦の様子は9月9日20:00よりBS11にて1時間のドキュメンタリー特番として放送される。 

GMO表示検討会、日本植物油協会・日本醤油協会などからヒアリング
消費者庁は19日、第3回遺伝子組換え(GMO)表示検討会を開催し、義務表示対象外となっている食用油、しょうゆの業界団体のほか、イオンリテール、日清シスコからヒアリングを行った。日本植物油協会の齊藤昭専務理事は、GMO表示について対象品目は、加工後に組み換えDNAが検出される製品が原則であるべきとした。さらに義務表示拡大は安全性に関する表示が優先されるべきで、選択のための見直しは慎重であるべきだとした。また意図せざる混入率の引き下げについても、原料の価格高騰や安定確保に支障が出る恐れがあることから、現状維持が望ましいと主張した。齊藤専務理事は説明の中で、植物油は精製過程において、たん白質、DNA共に除去されるため、表示義務化は不適切だとした。トレーサビリティ制度については、食用油は(原料が大豆・菜種など単一のため)原料を遡る必要性はなく、逆に消費者をミスリードする恐れがあると指摘した。その上でなお義務化した場合は、コストアップは避けられないとした上で、「表示制度のみを先行すると、企業の負荷を高め、製品の信頼も低下し、混乱を招きかねない」との懸念を示した。

納豆の伝道師、「納豆真打」への道を歩め!
全国納豆協同組合連合会は、アメリカ大豆輸出協会(通称:USSEC)と共に、納豆に関する知識を深めて貰う為、検定試験を実施することになった。「納豆真打」と題し、納豆のスペシャリスト認定・検定試験を2017年9月10日(日)に実施、 本試験は、納豆に関する専門的知識を有し、納豆を通じて健康で豊かな社会生活に貢献できる人材の育成、認定を目的として実施される。また、茨城県水戸市での開催も行う。出題テーマは、納豆に含まれる栄養成分に関する知識、原材料と製造方法に関する知識、納豆業界や納豆にまつわる地理・歴史とし、それぞれのカテゴリーから均等に納豆に関する知識をおよそ45問出題する予定。「真打」の最優秀者は来年行われる「全国納豆鑑評会」の審査員として招待される。主催:全国納豆協同組合連合会 後援:アメリカ大豆輸出協会、水戸市観光協会 日時:2017年9月10日(日)11:00〜12:20 受付開始10:30〜 試験開始11:00〜場所:東京会場 筑波大 茗荷谷キャンパス(定員100名) 水戸会場 茨城県産業会館 (定員50名)

秋田豪雨の農作物被害は3,672ha ・9.8億円、大豆は1,096ha
秋田豪雨その後。秋田豪雨で一部圃場が完全に冠水した地域もあり育成状況は、地域によりかなりばらつきが出てきている。豪雨後の天候は夏がもどり、生育は順調だが、例年と比べれば、やはり遅れ気味。壊滅的な被害は避けられたが、収量の減少及び下位等級の発生、小粒化は免れられないだろう。

29年産国産大豆集荷予想
6月末時点での29年産国産大豆集荷量予想が発表となった。6月末以降の豪雨などの状況を加味していないので、どのくらい正確かは不明だが、29年産は203,440トンの予想集荷量。28年産は179,749トン、27年産は183,586トン、平成12年産からの集荷量では一番多い。2番目に多かったのは平成20年産の193,785トン。尚、29年産の落札価格は播種前入札の価格が基準となる。直近の国産大豆の集荷量は次の通り。

【直近の国産大豆集荷量(29年産は予想集荷量) 単位 トン 】
生産年度 12年産 13年産 14年産 15年産 16年産 17年産 18年産 19年産
集荷数量 139,046 179,988 185,861 148,822 97,637 143,679 163,019 173,566
20年産 21年産 22年産 23年産 24年産 25年産 26年産 27年産 28年産 29年産
193,785 177,000 167,300 170,200 180,760 150,660 171,318 183,586 179,749 203,440

17/18年度米国大豆需給、期末在庫を4億7,500万busに上方修正
米農務省が10日発表した、17/18年度の米国大豆需給予測によれば、単収が前回から49.4bus/Aに増加したことで、生産量は前回比2.8%増の43億8,100万busに上方修正された。また、総供給量も期初在庫の下方修正はあったものの、1.7%増の47億7,700万busに上方修正された。これにより期末在庫は、輸出の増加により総需要量も上方修正されたが、総供給量の増加が上回り、4億7,500万busに上方修正(在庫率11.0%)となった。

★★【世界の大豆生産高予想】単位 百万トン

 
生産年度 17/18 16/17
発表月日 8/10 7/12 8/10
米国 119.23 115.94 117.21
ブラジル 107.00 107.00 114.00
アルゼンチン 57.00 57.00 57.80
パラグアイ 9.40 9.40 10.67
ボリビア 3.00 3.00 2.11
中国 14.00 14.00 12.90
インド 10.00 11.50 11.50
カナダ 8.20 8.40 6.55
ロシア 3.90 3.30 3.13
ウクライナ 4.60 4.60 4.28
EU-27 2.53 2.45 2.38
合計347.36 345.09 351.74

★★【米国大豆需給予想】単位 百万ブッシェル

                       
生産年度 17/18 16/17
発表月日 8/10 7/12 8/10
作付面積(百万A)89.5 89.5 83.4
収穫面積88.7 88.7 82.7
1A当たり収量49.4 48.0 52.1
期首在庫370 410 197
生産量4,381 4,260 4,307
合計+輸入量4,777 4,695 4,528
  搾油1,940 1,950 1,890
  種子136 135 118
  輸出2,225 2,150 2,150
合計4,301 4,235 4,150
  期末在庫475 460 370
  在庫率11.0 10.9 8.9


◆◆ チョット豆知識 ◆◆

「グレートプレーンズ」って?
2017年産米国大豆生育に関してよく「グレートプレーンズ」と言う言葉を耳にする。今年はこの「グレートプレーンズ」が乾燥被害になっている。それでは「グレートプレーンズ」とは一体何なのか?北アメリカ大陸のロッキー山脈の東側と 中央平原の間を南北に広がる台地状の大平原の総称。大豆に関して言えば、ノースダコタ州、サウスダコタ州、ネブラスカ州、カンザス州。この地域は約1万年前の氷河侵食によって削られた五大湖沿岸の土壌が高気圧によって運ばれ、グレートプレーンズから中央平原にかけて堆積し、プレーリー土(肥沃な土)となった。従って、グレートプレーンズの東部は穀倉地帯となっている。西部は乾燥しており、企業的牧畜地帯となっている。この地域の問題の1つは、激しい嵐が頻繁に発生するにもかかわらず、平均年間降水量が少ない。元々は小麦が主な産物だったが近年はトウモロコシも栽培されるようになった。「グレートプレーンズ」には大規模な灌漑開発が欠かせない地域が多数存在する。このうち最も注目すべきなのは恐らくコロラド州とネブラスカ州からテキサス州にかけて広がる「ハイプレーンズ」である。この地域の地下にはオグララ帯水層がある。この地下水を汲み上げて灌漑に利用する。上空から見ると灌漑設備に合うように畑が四角でなく丸い畑になっている。最近ではこの地下水が枯渇するのではないかと言われている。



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