武陽月報 January,2017 武陽月報Vol.224 December,2017
平成29 年1 月5 日発行

武陽食品株式会社
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武陽月報は、酪農家、肥育農家の皆様に役立つ情報をお届けするニュースレターです。
謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。本年も武陽月報をよろしくお願い申し上げます。

乳製品向け生乳2年ぶり値上げ ホクレン

ホクレン農業協同組合連合会は、2017年度のバター、チーズ向け生乳の卸価格を2年ぶりに上げると発表した。値上げ幅は、16年度比1キログラムあたり1〜2円で、乳業メーカー15社と合意した。乳価の値上げは2年ぶりとなる。新たな乳価は4月引き渡し分から適用される。生乳の供給不足が深刻になった14年度以降は、前年度中の早期決着を目指す傾向が強まっていたものの、翌年度の乳価が12月までに決まるのは異例のこと。乳製品の供給不足により、生乳の増産が求められていることから、増産意欲を高める狙いがあるとみられる一方で、昨年11月に政府が、指定団体を通さずに生乳を流通した場合も、国からの補給金が受け取れるようにする農業改革案をまとめており、異例の年内決着には、早期に値上げを決めることで酪農家のホクレン離れを防ぐ狙いもあるとみられている。上げ幅が最も大きいのはソフトタイプのチーズ用で、1キロ2円上げて68円とする。ハードタイプ向けは1円高い69円となる。バターや脱脂粉乳向けの生乳も1円値上げし、75円46銭とする。飲用乳と生クリーム向けは据え置く。道内は今夏の台風被害などによって牧草の収穫が不調で、一部を輸入飼料に変更するなどコスト増が避けられない酪農家も多いことから、乳価値上げを歓迎する声がある一方で、乳業メーカーの決算が軒並み好調ななか、引き上げ幅は低すぎるとの指摘もあり、引き上げ幅には失望の声もあがっている。

10月バター在庫量高水準 ALIC

独立行政法人農畜産業振興機構(ALIC)は、平成28年10月のバターの生産量は、生乳生産が減少するなか、牛乳等向けの増加により、4,018トン(前年同月比8.7%減)とかなりの程度減少したとの調査結果を発表した。ただし、4〜10月までの累計で見ると、生乳生産量の増加や脱脂濃縮乳の製造で生産される乳脂肪の増加により、バターが増産傾向であったことから、生産量は3万6,732トン(前年同期比1.2%増)と前年同期を上回って推移している。そのため、10月のバター在庫量は、国内生産量の増加に加えて、輸入量も増加したことから、2万6,244トン(前年同月比22.3%増)と大幅に増加した。また、他の要因として、価格の上昇により大口需要者を中心に、調製食用脂(バターなどに植物油を混入したもので、主にマーガリン、アイスクリームなどの原料として使用)等への置き換えがあったとみられている。調製食用脂の輸入量を見ると、平成28年10月は、1,802トン(前年同月比24.4%増)と大幅に増加し、4〜10月累計では、1万2,439トン(前年同期比7.7%増)となった。この増加は、平成26年度のバター不足によるバターの価格上昇により、大口需要者が原料の一部をバターから調製食用脂に置き換えたことによるとみられる。関税割当数量が最も多い輸入先であるニュージーランドは、依然として未消化枠が残っており、国内で流通するバター価格や調製食用脂の輸入価格次第では、引き続き、輸入は増加傾向で推移するとみられている。

牛肉の消費増加続く ALIC

独立行政法人農畜産業振興機構(ALIC)は、平成28年10月の牛肉需給調査結果を発表した。それによると、生産量は2万7,186トン(前年同月比5.8%減)と前年同月をやや下回った。品種別では、和牛が1万1,658トン(同10.6%減)、乳用種が8,451トン(同6.9%減)と減少した。交雑種は酪農家における乳用種への黒毛和種交配率の上昇により、6,715トン(同4.8%増)と4ヶ月連続で前年同月を上回った。輸入量は、冷蔵品が1万7,489トン(同7.7%減)、冷凍品が2万3,738トン(同5.7%増)となり、合計で4万1,249トン(同0.7%減)と前年同月をわずかに下回った。国別に見ると、最大のシェアを占める豪州産は、出荷頭数の減少により2万1,455トン(同15.5%減)とかなり大きく減少した。一方で、出荷頭数の回復に伴い生体価格が低下している米国産は1万6,139トン(同21.5%増)と大幅に増加しており、豪州産から割安な米国産へのシフトが続いている。推定出回り量は前年同月をやや上回る7万6,746トン(同5.9%増)となり、推定期末在庫は前月から8,542トンを取り崩し、11万6,319トン(同17.5%減)と10カ月連続で前年同月を下回った。東京市場における平成28年11月の牛枝肉卸売価格を見ると、交雑種や乳用種が下位等級を中心に弱含みの展開となる中、年末に向けて贈答用や鍋需要が高まる和牛は、去勢A−5が1キログラム当たり2,908円(前年同月比5.9%高)、去勢A−4が同2,651円(同2.8%高)と、記録的な高値となった前年を上回った。和牛相場は、28年4月に過去最高値を記録して以降、高値疲れによる他の国産牛肉や豚肉などへのシフトにより鈍化していた。しかしながら、全国的な出荷頭数の減少のほか、インバウンド需要の増大、堅調な輸出なども下支えとなっているものとみられ、最高値に迫る水準で推移している。このような状況の中、牛肉消費の約6割を占める外食などが、堅調に推移している。外食全体の売上高は、台風の影響などで客数が減少した平成28年8月を除き、前年同月を上回って推移し、10月は前年同月比5.3%増となった。また、10月の全国一人当たりの牛肉購入数量は176グラム(前年同月比7.6%増)と5ヶ月連続で前年を上回った。消費の約3割を占める家計消費については、小売価格上昇に伴う豚肉などへのシフトにより減少が続いていたが、28年2月に増加に転じて以降、5月を除き前年同月を上回る好調が続いている。10月の推定出回り量は、国産品は2万6,704トン(同6.9%減)、輸入品は5万42トン(同14.3%増)となった。27年12月以降、前年同月比2ケタ増が続く米国産冷蔵品輸入量の増加が、外食や家計消費における牛肉消費の増加につながったと思われる。 食肉の販売動向調査結果においても、量販店における28年度下半期の牛肉販売見通しについて、和牛が「減少」するとの回答が57%、輸入牛肉が「増加」するとの回答が75%を占めており、仕入価格上昇分の価格転嫁が難しい国産牛肉から、輸入牛肉の販売にシフトする小売業者が多いことがうかがえる。




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乳用牛・肉用牛飼育用配合飼料
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