武陽月報 December 2016 武陽月報Vol.226 December 2016
平成28年12月5日発行

武陽食品株式会社
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武陽月報は、大豆と共に情報をお届けするニュースレターです。

食品大手ダノンが、米国で「脱・遺伝子組み換え(GM)」を宣言
ダノンが「脱・遺伝子組み換え」を発表したことに、GMに依存する米農業界は、安全性に対する消費者の不安を増幅しかねないと猛反発しており、溝は埋まりそうにない。ダノンは今年4月、主力のヨーグルト3ブランドを対象に、2018年までにGM作物の使用をやめると発表した。これまでは砂糖の原料テンサイや、乳牛のエサとなるトウモロコシなどGM作物を使ってきたが、それ以外の作物に切り替える。米国では全食品の8割程度がGM技術を導入しているとされる。一方で、消費者の健康・自然志向の高まりでGM食品を敬遠する動きも拡大。ダノンは消費行動の変化に対応すると理由を説明する。これに対し、全米農業連盟など生産6団体は一斉に反発。ダノン米国法人トップ宛てに異例の書簡を送り、「(GMへの)不安をあおって売り上げを増やそうとしている」と厳しく批判した。

アメリカ大豆輸出協会(USSEC) アウトルック・コンファレンス開催
アメリカ大豆バイヤーズ・アウトルック・コンファレンスが11月17日、東京都港区にある東京アメリカンクラブで開催された。主な議題は2016年産アメリカ大豆の品質、生産状況、世界の大豆需給、大豆関連情報等の講演だった。また、同時に同会議場内で食品大豆サプライヤーによる展示会を全日にわたって開催された。それによると、16年産米国大豆の品質は、水分13%ベースで平均たん白分は前年比0.1ポイント増の34.4%、平均油分は0.5ポイント減の19.3%と報告した。なお、06年〜15年平均ではたん白分が34.7%、油分が18.8%で、油分は高まる傾向にある。16年産米国大豆の品質について、ミネソタ大学のセス・ネイブ准教授が報告した。まず、16年の生育期について述べた。16年4〜6月の各州の降水量では、中西部は例年通りの降水量でおおむね作付けに適した条件だったとした。同時期の気温は、作付けから生育期半ばまで、平均以上の気温だった。また、生育期半ばから収穫までの7〜9月の降水量は特に中西部が多かったという。「全体的に例年よりも長く雨が降り続いたが、気温が高く暖たかったことで、全体的に理想的な状況だった」と述べた。

28年産集荷予想量
(財)日本特産農産物協会から28年産産大豆の販売計画が発表された。全国的な日照不足や降雨過多の為に、前回発表の20万トンから約5%減の19万8,081トンの販売計画としている。このうち、全集連関係が数千トンの集荷があると思われるので、全農の集荷量は19万2,800トン程度と推測される。各地の作柄は次の通り。【北海道】収穫は10月上旬から順次始まっている。台風の影響により十勝エリアの減少幅が大きい見込。他では順鯛な地域もあり、北海道全体としては当初の予定の前年比約15%増からは落込む予想。【東北・関東】収穫は順次始まっている。概ね平年並みに推移。全体的に日照不足により小粒傾向。【北陸】収穫は順次始まっている。一部地域で多雨による湿害が出ている様子。特に石川県のエンレイは大幅な減少。【東海】収穫は11月下旬〜12月にかけての見込。概ね平年並みに推移。【近畿】収穫は順次始まっている。滋賀の北部で一部湿害や種のまき直しの影響が出ている様子。その影響で滋賀全体では平年並みかやや下回る見込。その他は平年並みに推移。【中国・四国】収穫は11月下旬〜12月にかけての見込。概ね平年並みに推移。【九州】収穫は11月下旬〜12月にかけての見込。概ね平年並みに推移。

過去の全農集荷量の推移  (単位 トン)

【単位 トン】
年産 15年産 16年産 17年産 18年産 19年産 20年産 21年産
集荷量 148,822 97,637 143,679 163,019 173,566 193,785 177,000
22年産 23年産 24年産 25年産 26年産 27年産 28年産(前回) 28年産(今回)
167,300 170,200 180,760 150,660 171,318 183,547 200,000 192,800


新入札方式「播種前入札」について
昨今の国産大豆の高騰によりメーカーの仕入価格も不安定となっている。それを受けて、実需者の仕入れ価格安定と数量確保の打開策の一つとして考えられた入札形式。平成29年度は試験的入札を行い不備な点を改善し平成30年度から正式に運用される。4月上旬に上場情報を通知、4月下旬に入札となるが、年に1回限りの入札となる。現在、集荷数量の1/3が契約栽培方式、1/3が入札方式、1/3が相対方式の販売方法がとられているが、播種前入札は入札方式の1/3の1/3の数量が上場される。29年度は大よそ約1万5,000トンが播種前入札の上場が予定となっている。どの品種が上場されるかと言うと、産地銘柄品種が1,700トン以上生産されるもので、その数量の1/10が上場される。「トヨマサリ」や「フクユタカ」などが対象になるだろう。今までの入札と違い買占めや思惑買いを防ぐため、入札の際、販売先も明記し、落札した場合は販売先との売買契約書が必要となる。

Team Soy Yes!!2015忘年会”開催
恒例の「Team Soy Yes」の忘年会が11月28日に『大豆な仲間の忘年会』 と称して開催された。(Team Soy Yes)は大豆食品関係者と大豆食品好きな方々の親睦会。) 昨年まではイベント的要素が多く、たくさんの方々が参加したが、結果としてお互いに語り合える時間が無くなってしまった事を踏まえ、今年は、シンプルに居酒屋の座敷で「飲み食いして思いを語り合う忘年会」となった。それでも参加者は50名近くに上り、盛況のうちに閉会となった。

2016年度輸入大豆入港早まる
米国産大豆・カナダ産大豆は、天候に恵まれ良好に生育し、収穫時期も天気に恵まれた為、収穫も例年より早くなっている。当社では、収穫、選別袋詰めされた品種から順次入港していく予定。年内12月にはVINTON(米国産)やHAVANE(カナダ産)の入港を予定している。

16/17年度米国大豆需給、期末在庫を4億8,000万busに上方修正
米農務省が9日発表した、16/17年度の米国大豆需給予測によれば、単収が前回比2.1%増の52.5bus/Aに増加したことで、生産量は2.2%増の43億6,100万busに上方修正された。総需要量は輸出の増加により、0.2%増の41億0,800万busと増加したが、生産高の増加幅が大きく上回り、期末在庫は4億8,000万busに上方修正、在庫率も9.6%から11.7%と大きく上昇した。また、同日発表となった16/17年度世界大豆生産予測は3億3,609万t。米国の増産で、前回比0.9%増となった。

★★【世界の大豆生産高予想】単位 百万トン

 
生産年度 16/17 15/16
発表月日 11/9 10/12 11/9
米国 118.69 116.18 106.86
ブラジル 102.00 102.00 96.50
アルゼンチン 57.00 57.00 56.80
パラグアイ 9.17 9.17 9.00
ボリビア 3.13 3.13 3.10
中国 12.50 12.50 11.79
インド 9.70 9.70 7.13
カナダ 6.00 6.00 6.24
ロシア 3.00 2.70 2.71
ウクライナ 4.00 4.00 3.93
EU-27 2.42 2.42 2.26
合計336.09 333.22 313.20
★★【米国大豆需給予想】単位 百万ブッシェル

生産年度 16/17 15/16
発表月日 11/9 10/12 11/9
作付面積(百万A) 83.7 83.7 82.7
収穫面積 83.0 83.0 81.7
1A当たり収量 52.5 51.4 48.0
期首在庫 197 197 191
生産量 4,361 4,269 3,926
合計+輸入量 4,588 4,496 4,140
  搾油 1,930 1,950 1,886
  種子 127 126 121
  輸出 2,050 2,025 1,936
合計 4,108 4,101 3,943
  期末在庫 480 395 197
  在庫率 11.7 9.6 5.0




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